フランス生まれの抹殺アクションパズルゲーム『Kill the Bad Guy』

ゲームタイトルKill the Bad Guy
    開発元Exkee
パブリッシャーExkee
     定価:980円

筆者:P-man

プレイヤーはある組織の工作員となる。 その組織とは非合法な手段を使って裁かれぬ悪人を事故死に見せかけて抹殺する過激な正義の組織である。 悪人はのうのうと一般社会の中で暮らしている。 奴らは毎日ブラブラと決まったルートで街を歩くので、誘導や待ちぶせ、わざと逃げさせるなどして行動を操作し、仕掛けた罠をタイミングよく作動させ抹殺するのだ。 事故死に見せかけるために銃やナイフといった武器はなく、生活の周りにあるものを使わなければならないのだが、その手段は多岐にわたり様々なものを凶器に使うことができる。

車?暴走させるのは簡単だ。 電線?感電死に使えるな。 室外機?そいつなら足を切り落とすのに最適だ。 木があるのか?だったら悪人が通りがかった時に切り倒して・・・いやいや、ロープを使ってカタパルトにすることもできるぞ!犬の死体をぶつけるんだ!!

Kill the Bad Guy

とまぁぶっ飛んだこともできるわけだが、ただし組織の活動はあくまで非合法。 通行人や警察官に犯行を見られてはいけないし、監視カメラや悪人の雇うボディガードにも注意が必要だ。 もちろん市民や警官を殺してしまっては正義の味方とは名乗れないし、悪人を逃すなんて論外だろう。 実はただ悪人を殺すだけならそれほど難しくはないのだが

  • 1日で抹殺する
  • 悪人のパスポートを見つける
  • 悪人が死ぬ間際に落とす歯を証拠として持ち帰る
  • 特定の方法で抹殺する

といった条件もあり、それぞれをクリアすることでスコアを上げることができる。 また、全てを同時に達成すると各ミッションでゴールドスターを獲得できるのでぜひこれに挑戦して欲しい。 そのためには何度でもミッションに挑戦する必要があるが、流石オシャレなフランス(筆者の勝手なイメージ)だなと思わせるスタイリッシュなデザインと軽快な音楽でついつい時間を忘れて何度も挑んでしまう。 操作もほとんどマウスだけを使うお手軽さであり、プレイしていると疲れるということもない。

Kill the Bad Guy

悪人はマフィアのボスや歴史に名を残す悪党、あるいは映画でおなじみの人物だったりアニメキャラだったり今作を作った会社の社長まで・・・名前をもじっているがどう考えてもあのカナダのおバカな歌手だったり・・・ブラックユーモアたっぷりで思わず笑ってしまう。

Kill the Bad Guy

また「ゾンビがいるとゲームが流行ると聞いた」からという理由で迫り来るゾンビを倒していくステージもあったりと、とにかく遊び心がたっぷりだ。

Kill the Bad Guy

このレビューのタイトルで先に書いてしまったが、ジャンルはシミュレーションとなってるものの実際はアクションパズルに近い。 最適な行動で悪人を抹殺するために、何度もトライアンドエラーを繰り返しようやくゴールドスターを取った時の達成感はとても気持ちいい。 過激なコンセプトをユーモアで仕立て軽妙洒脱な世界観を作り上げている本作を是非オススメする。 あなたも世のため人のため、悪を討ってみないか?

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