敷かれたレールの上を走って何が悪いのか『Train Valley 1 & 2』

ゲームタイトル:
開発元:
パブリッシャー:
定価:
980円(前作
定価:
1,010円(続編
GREENER 筆者:GREENER Steam プロフィール
ひとつなぎの大列車を走らせて、鉄道王に俺はなる! 豚さんです。
汽車も気動車もいるし電車って呼べないんだって気づいた名称未定です。
今回はぼくの好きな鉄道ゲーの続編が公開されたので、まだ早期アクセスではありますが前作との比較をしてみたいと思います。
一粒で二度美味しい!
紹介する方は二粒で一度だけ美味しい感じですけどね。
さておき、Train Valleyシリーズは線路のポイント切り替えをテーマにしたパズルゲームです。前作はなんだかんだでDLCでの追加分を含め全実績を解除するほどハマりました。
豚さん本編の実績100%はたまに狙うけど、DLCの実績は大体スルーだよね。
正直面倒ですからね!
Train Valley 1 & 2
ではまず前作から。プレイヤーは鉄道事業を興して一儲けしようと目論む野心家です。事故を起こそうが何人死なせようが、とにかく破産せずに一定期間運営を続けられればOKの面クリア型パズルになっています。
起業とかしなけりゃ破産もしないんじゃないの?
既に会社はあるので操業しないと税金が払えませんし、何もせずにいると客が勝手に死んで賠償金を払わされます。
なんじゃそら。
Train Valley 1 & 2 東西に別れたドイツなど、ステージによっては年代を反映したものも。
各ステージでは誰が作るのか自然発生的にぽこぽこと駅が生えてきて、右下のタイマーが満ちる毎にいずれかの駅で列車が発車待ち状態になります。列車にはそれぞれ目的地駅が設定されているんですが、あんまり待たせると例え線路がなくても勝手に見切り発車して脱線事故を起こします。
Train Valley 1 & 2
そうなるとなぜかお金を取られるので、そうならないように線路を繋ぎ、都合のいい時にゴーサインを出し、ポイントを切り替えて、ちゃんと辿り着くようにすれば成功報酬が貰えるわけです。
Train Valley 1 & 2
出発駅も目的駅も完全にランダムで、時間経過とともにどんどん報酬が目減りしていくため、迅速にさばいていかなくてはなりません。
30分以内にお届けできなかった場合は送料タダ!
またマップ毎に最終的に各駅が作られる場所は固定ですが、最初から見えている2駅を除き、駅が追加されていく順番なんかにも多少の揺らぎがあるのでそこそこ運も絡みます。
実際の設定がどうなのかは知りませんが、やってる感覚としては「駅と列車は客の持ち込み」みたいな感じですね。
営業がバンバン仕事とって来るけど、線路担当部署だけいじわるされてて連絡こないとかかも。
それは会社も潰れますね。
Train Valley 1 & 2 限界までズームするとこんな
ともかく、いつでも一時停止して長考することも、逆に早送りしてさっさと進めることもできますが、止めずにやると落ち物パズル的なあわあわした感じを楽しめます。
次々注文される料理を素早く調理配膳する系のミニゲームっぽさもあるね。A定食! B定食! うどん。
いずれにせよ、ある程度のリプレイ性があるゲームなわけです。
Train Valley 1 & 2
そんで続編はどんな感じ?
タイトルが似ちゃった別ゲーと言われたら信じそうなくらい別物です。
そんなに。
まず目立つ変化として、需要と供給というテーマが加わりました。最初から全ての駅が見えてまして、それぞれに生産可能な製品があり、街で産まれる労働者を送り込んでやると製造を始めます。労働者以外に他所の駅で作られた資材も搬入しないと稼働できない駅もありまして、最終的には規定数の完成品を街に納品すればクリアです。
Train Valley 1 & 2 UIは発売までにまだ変わるんじゃないかな……
乗客の側でどこそこへ行きたいと主張してくることはなくなりましたし、報酬は運んでいる物の内容で決定されるので時間をかけても収入は減りません。また納税義務もありません。
そんだけ変わるとプレイ感も別もんなんじゃないの。
とにかく急かされない、という印象が強いですね。前作が強制的に急き立てる追い込み型だとすれば、続編は自発的に追わせるエサ釣り型と言えそうです。
Train Valley 1 & 2
あとさっきのスクショ、なんか段差あったけどあれどうすんの?
高低の概念が増えたのも追加要素ですね。まとまった額を投じると橋やトンネルが作れます。あとは作りかけ駅を完成させたり、追加の車両を購入するのもこちらの担当になりました。車両が全て出払っていて物が運べない、なんて状態にもなります。
収入はまるごと全部を設備投資に使えちゃいますので、どのタイミングで貯金してドカっと使うか、時期の見極めには何度かリトライが必要ですが、一度わかってしまえばそれまでなのでリプレイ性はやや低めです。
なんとなく貯まってきたら使うんじゃダメなの?
ダメではありませんが、この手のゲームの常で努力目標があります。その達成こそがさっき言ったエサに当たる訳ですが、各ステージに目標クリアタイムがあるんです。その設定が絶妙でして、かなり計画的に行動しないと間に合いません。
Train Valley 1 & 2 ややこしい!
ふーむ。結局のとこ、どーなの? オススメ?
前作は間違いなく。続編はちょっと予想外だったので戸惑いましたけど、違うものだと認識できてからはこれはこれでって感じですね。早期アクセス中はまだ20ステージしかありませんけど、50まで増えるそうなので楽しみに待ってるとこです。
……よし、後で豚さんのアカウント使って遊ぼ。

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