ゲリラに転身XCOM!新兵科により圧倒的な優位に立つエイリアンたちに立ち向かおう『XCOM 2』

前回:地球防衛軍からレジスタンスへ!シリアスな雰囲気に変化を遂げた意欲的な続編『XCOM 2』

2月5日に発売される2K Gamesが送る『XCOM 2』。PROスチーマーではすでは『XCOM 2』のリリースを記念して、二回続けてインプレッションをお届けしている。また『XCOM: Enemy Unknown』のSteamキーがあたるキャンペーンを行っているので、そちらもチェックしてみてほしい。

ではゲーム内容について話していこう。前作との違いも含め運営と戦闘がどう変わったかも触れていきたい。

変化したマネジメント、目まぐるしく動く諜報

XCOM 2

前作ではXCOMは国際的な秘密部隊であったが、本作ではゲリラに転身しているため補充を満足に享受出来なくなっている。

基地も失い、何もかも失ってしまったXCOM部隊は、エイリアンの艦を奪取し移動要塞とする事でゲリラとして新規転身を図ったのである。そのため、エイリアンの設備や資源が残ったままとなっており、発掘作業を行い部屋の拡張等を行うようになった。だが実際のところ、重要なのは前作と同じく必要施設と電力を確保する事である。

XCOM 2

リソースのインフォメーション

前作をやった方なら分かると思われるが、補充のタイミングとして前作の「予算」にあたる「補給物資」が用意されている。だが、この「補給物資」は移動戦艦にて定期的なタイミングで拾いに行く必要があるのが変化したポイントだ。

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結果として、この「補給物資」の獲得と各地域で発生するイベントが重なることが多々発生する。そのため、どの地域のイベントを回収するかといった取捨選択の必要な場面が多くなった。上のスクリーンショットでは物資の回収とともにミッションも発動しており、先にミッションをクリアして、すぐに回収に向かう必要があるのだ。

前作でお世話になったブラックマーケットのような資源獲得手段があるのではないか?と思われる方もいるだろう。存在はしているが、ブラックマーケットの話をする前にもう一つ、前作では無かった追加要素の話をしよう。

先程のリソース画面には新たに「情報」という項目があるのに注目いただきたい。これは2で追加された新たな要素であり、ブラックマーケットや他地域と交流を行う際に使用される通貨のようなものである。ブラックマーケットでは情報を取引する事で人員、チップ(後述)、補給物資や研究速度といったノドから手が出るほど欲しい物が手に入る。

では、このブラックマーケットで使用する「情報」どうやって手に入れるのか?それはミッションクリアの報酬やスキャンによって手に入るのだ。前作のようにエイリアンテクノロジーをXCOMが独占しているわけではないため、個別に情報を仕入れ、それを売却するというなかなかにシブい商売に手を染めることになるのだ。そのため、ブラックマーケットでの物資獲得は非常手段として捉えた方が良いだろう。

以上、まとめると下記画像の通りとなる。

XCOM 2

「他地域との接触」は前作でいう「衛星」発射に近い。他の地域のXCOMのレジスタンスと連携する事により、情報と資源を加速させていくのだ。

上がった歯ごたえ、変わらぬベーシック

XCOM 2

戦闘においてもっとも変化した点は、エイリアンに対して奇襲をかけることが可能になったことだ。一方的に攻撃可能でデメリットの無い状態で好きに布陣出来るのである。

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一部マップ、ミッションを除きほぼすべての戦闘はこの潜伏状態から始まる。潜伏状態でのメリットは下記画像の通りだ。

XCOM 2

ただ、この潜伏状態が解かれた場合は前作と同じく通常戦闘に移行してしまう。ここからの展開も大きな変化としてあげられるだろう。

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というのは、エイリアン側は既に人類に対して圧倒的な優位な戦力を誇っているのである。前作では遭遇戦の尖兵であったセクトイドも進化を遂げており、非常に嫌らしい攻撃パターンを取るようになった。遮蔽物に隠れて戦うのは今回もセオリーではあるが、そのセオリーを考え直さなければならない場合も多い。高難易度では鉄板であった爆発物も、一撃といかないパターンが多いため立ち回りの方が重要となる。

爆発物(いわゆるグレネード)は相手のアーマーを削る仕様になり、確実にヒットはするがダメージ自体は通常の攻撃とそこまで変わらなくなっている。ただ、遮蔽物の破壊であったり誘爆を起こすと言った前作でも有効だった使い方は出来るので試してほしい。また、仕様の変更もあり、戦利品はランダムでドロップし、爆発物でロストすることは少なくなった。

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怪しく威嚇するヴァイパー

序盤でやっかいな敵はヴァイパーだ。周囲に毒を吐き、遮蔽物から長い舌で兵士を引きずり出し、絡みつき拘束する能力まで持っている。そのためセオリーを外れた立ち回りを求められる。また全体に時限ミッションが増えたため、悠長に進んでいてもタスクがこなせなくなる。戦闘に関してはより大胆な采配が求められ、大幅に難易度が上がったと言える。

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時限タイマー0でミッションは即失敗!

新たな兵種とカスタマイズの楽しみ

この話だけ聞いてるとXCOMは絶望的な状況に思えてくるだろう。実際その通りである!だが希望はある。兵士マネジメントへ移ろう。

兵士のマネジメントも本作では大きく変化した。前作では一兵士は名前を持ったシンボル、いわば記号であった。昇進を重ねエリートとなっても駒以上の何でもなかった。

しかし、本作では兵士一人一人を細かく前作以上にカスタマイズ出来るようになった。この効果は非常に大きく兵士に対して個性と愛着を生み出すことに成功している。また、キャラクターを作成してゲーム中に雇用することも可能なため、自身を戦場に投入することも可能だ。(逆に愛着のある兵士を保存して別セーブ等で雇用することも可能。)

XCOM 2
ノリで作ってみた筆者図。意図せず狙撃手となったため、このあと主力に!

ここまではゲーム内に影響を及ばさない、いわば飾り程度の部分ではある。だが、この後に語るカスタマイズこそが本作の本領であり、人類の希望と兵士に対する代えがたい愛着となる部分である。

XCOM 2
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と言うのも兵士に対してドーピングとも言えるチップを埋め込むことで、兵士の能力をブーストする事が可能になったのだ。効果は恒久的であるが、チップの差し替えを行った場合は現在埋め込まれたチップは消滅する。長所を伸ばすもよし、短所を埋めるもよし、効果は画面写真以外にも様々である。

そして、個人の武器に対して更にカスタマイズを施せるようになったため、兵科やスキル状況に合わせて細かく強化を行う事も可能。ただし、このカスタマイズは二種ともブラックマーケットかエイリアンからの戦利品でしか手に入らず貴重なため、よく考えて使いたい。また、どちらとも兵士が死んだ場合無くなってしまうが、武器の場合は遺体と一緒に回収すれば他の誰かに継承する事が可能だ。

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追悼施設もキャラクターに重きを置く仕様に。
誰かを指揮して共に戦うと言う重圧が更に大きくなった。

兵科も前作から多岐に渡って変更されているので順次紹介していこう。

遊撃兵

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初代のアサルトに近い兵科である、前作ではメイン攻撃として近接攻撃は存在しえなかったが、2になり近接攻撃も行える兵科となった。近接攻撃のメリットは高い命中率と大ダメージにある。その反面攻撃後にその場に留まり完全に無防備になってしまうため、確実なトドメ以外では使用してはいけない。メイン武装はショットガンとなる。レベルが上がるとステルス重視になるか近接攻撃を強化するかの二択となる。スキル次第では潜伏状態解除後も状態を維持できる、唯一の兵科でもある。

グレネード兵

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前作でのヘビーに近い兵科である。爆発物が弱くなったとはいえ「確実に」ヒットするダメージソースとして安定した運用が可能。序盤から二発もグレネードを扱える上、長距離からヒットさせる事が出来るのは非常に強力で頼りになる。メイン武装はガトリングガン。レベルが上がると爆発物の強化かメイン武器の強化の二択になる。

狙撃兵

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前作におけるスナイパーと同一と言っても良いだろう。ただ前作と違い、近接でのピストル行動が強化されており、相手に不意に接近された場合でも戦えるだけのポテンシャルを秘めている。隠密行動時における監視射撃と非常に相性が良いが、ファイヤースターターとしても役割は十分すぎるほどである。メイン武器は言うまでもなく長距離ライフル。レベルが上がると狙撃手かピストルの強化の二択となるが、他の兵科に比べ、互いに強力なため実に悩ましい選択となる。

技術兵

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前作でのサポートに近いが、前作のサポートは器用貧乏だった上運用が難しく、高難易度ではあまり扱わない兵科であった。本作における技術兵はハッキング能力が高く、自立支援ユニットであるグレムリン(万能ロボットみたいな物)を使用する事で、戦場のサポート要員のみならずメイン攻撃ユニットとしてもパワフルに運用することが可能。レベルが上がると治療要員か対機械ユニット兵の二択となる。

さて、ここで戦場で出来る事について補足を少し付け足そう。最後の技術兵の文中にハッキングと言う言葉があるが、本作の新要素であり、メリットとデメリットが混在した宝箱のようなものである。

XCOM 2
XCOM 2

ハッキングには成功報酬があり、中には部隊の行動力を回復するような強力なものもある。技術兵が存在するなら遠距離からもハッキングを行えるため、目的がハッキングであるミッションの場合、簡単に目標を遂行出来るのである。反面、デメリットも凶悪で、失敗した場合は次ターンで即座に相手の増援が部隊の近くに現れる、諸刃の剣でもあるのだ。

以上、本記事では主に前作との違いに注目して、『XCOM2』を紹介させていただいた。まとめると、マネジメント部分や戦闘部分に関してはかなり骨太な仕様に変化。戦闘は一筋縄でいかなくなっている。ゲリラとして転身を遂げたという設定に即した厳しい戦況を表しており、非常にやりごたえがある。見敵必殺、疾風迅雷と前作以上に目まぐるしく動く状況に四苦八苦することになる。ただし前作のプレイ経験を綺麗にスライドしてプレイが可能。一方、初めてXCOMに触れるプレイヤーには難易度イージーをおすすめする。基本に忠実ながらも、前作の仕様が正統進化を遂げた骨太ターンベースストラテジーにまとまったといえる。

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