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『Life Is Strange』人生における、おかしくて美しい数ページ

ゲームタイトルLife Is Strange
    開発元DONTNOD Entertainment
パブリッシャーSquare Enix
     定価:498円

筆者:SHINJI-coo-K
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Life Is Strange

※まず最初に※
この作品はエピソード方式での販売が行われている。エピソード1を買った後にこの作品を気に入ればエピソード2から5までのシーズンパスを購入して全エピソードを購入する、という形式になっている。当然全エピソード入りのものも販売されている。

作品を気に入った私は全エピソードを購入したが、今回はエピソード1のインプレッションを中心に語らせていただく。そう、あなたにもお気に入りの作品になりますようにと。

また、非公式ながらエピソード2までの日本語化がありそちらを使用したスクリーンショットを用いている点にも注意して頂きたい。
(後のエピソードの日本語化も行われているが現在はほぼ停止状態だ。余談かも知れないがコンシューマ版での日本語版リリースが決定したのでPC版も後々日本語が公式に追加されるかも知れない。)

Life Is Strange

作品の舞台はアルカディア・ベイ。海も近く、夕陽も美しい。けれど都会でもない風雅な舞台だ。

あなたは主人公であるハイティーンの女性マックス・コールフィールドを動かし物語を進める。
このアドベンチャーゲームで特筆すべきシステムは“一定の時間を巻き戻す”ことが出来るということだろう。これはオープニングでマックスが暗示めいた夢(それも破滅的な)を見てから手にすることとなった能力だ。プレイヤーはこれを活かして物語を進めていく。

Life Is Strange

この時間逆行能力を使う具体的な例を挙げるとこうだ。

  • 友達の家に居たら来客を許さない友達のお父さんが部屋に入ってこようとしている。だから隠れなければならない。
  • そうだ近くのクローゼットに隠れよう。
  • 付近の荷物が崩れてクローゼットに入れなくなった
  • 結果友達のお父さんに見つかる。
Life Is Strange

この結果を変えるにはどうすればいいか?

Life Is Strange
  • まず時間を巻き戻す
  • クローゼット付近の荷物が倒れないよう別の場所に移動させる
  • クローゼットに無事に入れる
Life Is Strange

こんな具合だ。

Life Is Strange こういった展開が
Life Is Strange こういう展開になる

時間を巻き戻せるという要素はつまり、選択肢を選び直せるという事でもある。一度先の未来を知ってからもう一度違う受け答えをすることによってゲームの展開が変わるのだ。これはストーリー進行にも関わってくる。

Life Is Strange セルフポートレートを生み出した撮影技術の名前を聞かれても答えられない
Life Is Strange 答えられなかった故に知ることが出来、時間を戻すと正答出来る

この作品をプレイし、語るにあたり、私は少々ためらいを持っていた。主人公であるマックス・コールフィールドの視座へ立てばいいのか、また、立たずとも映画の観客のように見ていれば良いのか、難しかったのだ。

そんな感情を拭う一端を担っているのが適切に用いられている丁寧なインタラクトだった。様々なオブジェクトに干渉する度、きちんとマックスが反応を返してくれるのは作品世界の没入感に対する手助けとなっている。

Life Is Strange
インタラクト出来る対象は実に多い

登場人物達は実にユニークで様々な問題を抱えている。一人一人の色が濃いので人物を覚えにくいという事が起きづらい。そんな人物達に時として翻弄されるマックスの有り様も(たまに上目遣いの三白眼で人の顔色をうかがうような表情をするのもチャーミングだ)非常に好感が持てる。

Life Is Strange
各エピソードでのプレイヤーの行動(選択)の統計も閲覧できる。

『Life Is Strange』というこの作品は、時間逆行能力を持ったハイティーンの女性を中心とした人間模様を巡る物語だ。そしてその模様はあまりに鮮やかだ。

友情と愛情がない交ぜになって出来た同性間の人間関係。若くして陥りやすい薬物の誘惑。それらを吹き飛ばすような暴力の象徴である銃。少年や少女にとっての夢。憧憬。

Life Is Strange

そして、年かさのある人間であれば問題にならない事が年若いが故に問題になる、そういった感覚の鋭敏さ。不干渉という個人主義のシェルターを築くに至っていない愛らしさ。私にとっては、もう他所にやったものを懐かしそうに眺められるかどうかが『Life Is Strange』の世界の受け取りに関わった。

そして私がどのような目線をこの作品に投げ掛けたのか、もうこれ以上語るまでもないだろう。

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