クリア率1% 激ムズディフェンスゲーム『XenoShyft』

ゲームタイトル:
開発元:
パブリッシャー:
定価:
980円
DLC:
98円~198円

カードゲームに「ドミニオン」と言うドイツ産の超有名タイトルが存在する。ざっくりと言えば、あらかじめ決められたデッキを用意し、自分の理想の手札を作って勝利目標を達成する対戦型のカードゲームだ。2008年に産まれたこの作品は、今ではボードゲームを好む人には知らない人はいないであろう有名タイトルとなった。

XenoShyft

さて、今回紹介する「XenoShyft」はドミニオンをオマージュとしたルールを持ちながらも、元のルールとは反し、共通の目的を達成する協力型のゲームとなっている。2014年にKickstarterから生まれた本作品は、拠点に押し寄せるエイリアンの虫の大群をNorTecの兵士として撃退するタワーディフェンス型のボードゲームとして誕生した。

ルールはシンプル、ただし敵は強い

本作品は前述のように、拠点防衛型のタワーディフェンスに近い。最大4つの拠点を守る必要があり、拠点にたどり着かれるたびに基地の耐久力が無くなっていき、耐久力が0になれば敗北となる。

XenoShyft

10枚の初期山札から(4枚の志願兵と6枚の資源カード)初期手札として7枚をランダムに選び、ゲームスタート。この時、拠点ごとに手札を持つことができるため、最大28枚のカードを所有して始まることになる。その手札にある『XENOCETHEM』と言うクリスタルをコストに装備や兵士を買い集め、それぞれ拠点を防衛していく。

XenoShyft

ただし兵士は拠点ごとに最大4人、装備もそれぞれ武器と防具は重複して装備できない。買いすぎても無用の長物となり、山札もかさばるため悩ましい選択になる。

XenoShyft

準備が終われば互いに攻撃フェーズとなる。ただし、敵であるエイリアンの軍勢は兵士よりも圧倒的に強いため、志願兵は例外なく一撃で沈むことになる。装備を以てして初めて互角となる。
この際、攻撃は同時に行われるため、本来であれば「同数の体力」と「同数の攻撃力」であれば同時に倒れる事になるはずである。しかし実際には画面写真のエイリアンはアビリティで先行攻撃が可能なため、この条件下ではこちらが一方的に負ける事になる。

この攻撃と準備をWAVEごとに3回、合計9回繰り返して基地を守り切れれば勝利となる。もちろんWAVEが切り替わるごとに敵の種類も変わり、難易度もWAVEごとに上がっていく。人間側の兵士も強くなるが、購入に必要なコストも上がっていく。

敵が見えないリスクに加えて、相手の強さが常に上回っている中で手持ちのリソースだけでどう戦うかを考えるリスクマネージメント。WAVEごとに、それぞれ何が脅威なのかを把握し、編成と装備を考慮する柔軟さ。一見簡単に思えるが、狙ったカードは出てこない上、相手のエイリアンも見えるまで何が出てくるかわからない。だが、本作品はその難しさに何度も何度も挑む程、その悔しさがバネになってくる。
だがしかし、悔しさとは決してネガティブではない。その感情を実感するという事はのめりこんでいる裏返しでもあり、それほどハマりこんでいるとも言えるわけだ。

XenoShyft

拠点もWAVEごとに違うアビリティを持つ。画面の『指令本部』であれば、カードコスト2以上のアイテムカードからコストを1だけ下げる事が可能だ。WAVE2からはカードを捨て札からドロー出来る効果も追加される。(それぞれ別に使用できる。)

XenoShyft

アイテムだけでなく兵士自身もアビリティを持ち、使い所次第では結果を覆すほど強力だ。画面の救護兵は、自身を含む任意の兵士の体力を一度だけ 2 上乗せすることで致命傷を防ぐ事ができる。

XenoShyft

WAVE3になると攻撃をされる事自体にリスクを負う場面も。画像のエイリアンから攻撃を受けた場合は、そのカードは例外なしにゲームから排除されると言う凶悪な能力を有している。

「攻めたタイトルしてるけど実際は慣れたら簡単なんでしょう?」と思うかもしれない。が、今回のタイトル『クリア率1%』は決して誇張でも嘘でもない。
この原稿を執筆中である現段階まで、通勤中も含め100回以上挑戦しているが、EASYでも一度しか勝利をしていないのだ。

XenoShyft このSSはiPhone版で撮影

ちなみに本作は最大4人までマルチプレイも可能だ。スマートフォンの同名アプリにも対応しており、PC版とリンクしてプレイ出来る。一人では難しくても複数人集まれば・・・?

現在は残念ながら日本語こそないが、効果はプレイしていくうちに嫌でも覚えていく事になるだろう。『トライアンドエラー』の言葉がピッタリな本作品は、何度も何度も思考と試行を重ねる事でWAVEの進行が安定する。最初はWAVE1ですら耐えるのに必死でも、何度もプレイしていくうちにWAVE2くらいは余裕と言えるまでになるだろう。

XenoShyft

また拡張デッキであるDLCも4つでており、ゲームの流れを変化させることができる。
兵士の人体改造を追加する「Grafting Lab」兵士のサイキック要素を追加する「Psycogenics Lab」、エイリアン側を更に強化する「The Hive Expansion」、兵士のアップグレードと兵装の強化を追加する「Nortec Elite」の4つだ。

なおDLCを導入する際は「The Hive Expantion」だけは注意が必要だ。エイリアン側のみ強化される拡張デッキのため、なんと更に難易度が上がってしまう。(デッキに組み込むかはプレイ前に選択可能。)

XenoShyft

是非とも、絶望的なこのゲームをトライしてみてほしい。
「ご命令を司令官!」


明石ボードゲーム広場様
今回の記事におきまして、写真の掲載を快く許可をいただきました事を御礼申し上げます。

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