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オマージュとは何か、これもその答えかもしれない『Bloodstained: Curse of the Moon』

ゲームタイトル:
開発元:
パブリッシャー:
定価:
980円

80年代から90年代初頭にかけて日本ではファミリーコンピューター(ファミコン)が全盛だったということは、過去の記事でも散々紹介してきたところである。そのなかでも特に、当時のコナミはファミコン以外でもMSXやX68000というPC向けでもゲームを発売していたことは有名な話なので、ご存じの方もいるだろう。その中でも『悪魔城ドラキュラ』シリーズはアクションゲームの金字塔と言っても過言ではないだろう。そのため、数多く発売されたタイトルの大半が現在でもプレミア価格となっている。

また、当時のコナミは楽曲面では群を抜いていて、使用されている楽曲はタイトルごとに熱狂的なファンが存在していた。シリーズタイトルのひとつ『悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲』というタイトルは、現在使われているメトロイドヴァニア(任天堂の『メトロイド』とドラキュラシリーズの海外タイトルである『Castlevania』を組み合わせた造語)といわれるジャンルを生み出した作品であった。そのプロデューサーでもあったIGAこと五十嵐孝司氏が現在手がけているのが『Bloodstained: Ritual of the Night』である。

ちなみに、メトロイドヴァニアというジャンルは広大なマップを探索し、謎を解いたりキャラクターが成長したりするような2Dタイプのアクションゲームを指すのだが、現在では3Dタイトルでも使われているようだ。

やや話がそれてしまったが、今回はそんな『Bloodstained: Ritual of the Night』のスピンオフである『Bloodstained: Curse of the Moon』を紹介しよう。

特定の年齢層には説明無しで通じるプレイ感覚。
Bloodstained: Curse of the Moon

本作品はKickstarterにおける投資額に対するストレッチゴールの一つであった8bit(ファミコン)オマージュの作品で、退魔師である主人公“斬月”を操作し、悪魔を打ち倒すという簡単なストーリーの作品となっている。

Bloodstained: Curse of the Moon

ゲームの開始前に難易度を選ぶことも可能で、どちらを選んでもゲームのエンディングなどには一切関係しない。VETERANにすると被弾時にノックバックしたりと難易度が大きく上昇する。しかしその反面、CASUALであれば残機数が無限となりノックバックもないためアクションゲーム初心者でも十分楽しむことが出来るだろう。ただし過去シリーズや、高難易度のアクションゲームが好みの人にはVETERANでもやや物足りないかもしれない。

Bloodstained: Curse of the Moon 全くの余談だが開幕のランタンの配置もオマージュである。

本作品はステージクリア型となっており、ステージをまたいで探索はできないがステージクリア毎に交代できるキャラクターが増え、最大4人で探索とボスの掃討を行う。操作できるキャラクターはどのような場面でも交代することができ、それぞれの能力を活かし進んでいくことになる。

Bloodstained: Curse of the Moon サブウェポンは右上のWEAPONの数字を消費することで使用でき、通常攻撃では対応できない所を攻撃したりできる。この数値は全キャラクター共有だ。
Bloodstained: Curse of the Moon 本編の主人公である“ミリアム”はスライディングができるため狭い隙間などに入ることが出来る。

キャラクターは全員、能力だけでなく、上記画像の左上にあるLIFE下の体力ゲージが違っている。体力が0になると死亡となりチェックポイントから再スタートとなるのだが、この際に死亡したキャラクターはLIFEを失うか、ステージをクリアするまで交代できなくなる。そのため、キャラクター毎の体力はしっかりと管理する必要がある。逆を言えば、体力が少なくなれば体力の多いキャラクターに変えて進むというのもテクニックもアリだ。

Bloodstained: Curse of the Moon 体力はランタンを壊すことで手に入るハートを取得すれば回復できる。
Bloodstained: Curse of the Moon

ステージの最後には巨大ボスとの戦闘が待っている。無事ボスを倒せばクリアとなるが戦闘中にキャラクターが倒れてしまった場合戦闘の最初からやり直しになってしまうのでパターンを見極めて慎重に戦おう。

古き良きという表現はあまり好きでないが、約18年前に発売された『悪魔城伝説』を知っている人であれば同作品そのものである、と説明できてしまう作品だ。ちなみに、開発を担当しているインティ・クリエイツはSteamでも発売している『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト』でもお馴染みだが、2Dアクションにはかなり定評がありロックマンシリーズの開発等でも昔から関わっているためスピンオフとは言え作品の質は非常に高い。

Bloodstained: Curse of the Moon

つい先日の5月12日/13日の京都で行われたBitsummitでも展示されており、非常に好評で常に満席でギャラリーも発生していた。展示用の特別バージョンではあったが、当時のプレイ経験をそのまま説明なしで使えるのも流石な上、何がオマージュされているかということが見た目でも、またプレイ感覚でも理解可能なのはプロの仕事と言っていい。

長くゲームに関わっていたユーザーも、過去を知らないユーザーでも丁寧に作られたDemake(逆リメイク)作品をプレイしてみてはいかがだろうか?
そんな当時を幾分と思い起こした著者は、つい先日、知り合いに本作品の良さを一方的に語ってしまった。しかし、この記事の中でこれ以上語ってしまうと、本コーナーの文字数を限界まで超えてしまう。
この作品のプロデューサーであり、私の思い出話を延々と友人に聞かせるハメになった張本人であり、その原因でもあるIGA氏の肖像画を締めにして終わりとしよう。

Bloodstained: Curse of the Moon 去年と今年も同じ格好で会場にいらっしゃった上、トレードマークであるヒゲと帽子といい、間違いなくご本人だろう。

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