攻撃は最大の防御。基本無料のカードゲーム『KROSMAGA』

ゲームタイトル:
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定価:
無料
Litchi 筆者:Litchi Steam プロフィール

『KROMAGA』は基本無料のカードゲーム。
“基本無料”であるため課金要素があり、ゲーム内通貨 「コイン」としてパックやスキンの購入、一部のゲームモードのプレイに使うことができる。もちろん無課金でもまったく問題は無く、指定のミッションをこなすだけでコインもパックも手に入るので安心してほしい。

ではゲーム内容へ。本作では5本のレーンを軸に構成された場に「ミニオン」を召還して戦う。
左下が自分、右上が敵。互いの陣地にある卵を壊すことが目的となる。
プレイヤーに求められる操作は少ないが、それでいて戦略性があり、どんなに劣勢でも逆転の起こりうるシステム。それがこの『KROMAGA』というカードゲームだ。

KROSMAGA

使うデッキは45枚から構築され、カードは全505種。
プレイヤーは8人のキャラクターから1人を選び、選択したキャラクターの属性+どの属性でもない「無」の2色を使ってデッキを構成する。
各属性にはそれぞれ特徴的な効果が設定されている。例えば「GOD IOP」は、ミニオンの強化カードが多く攻撃的。逆に「GODDESS ENIRIPSA」はミニオンの回復やアーマー(一時的なHP)付与など、サポートに長けた防御型。
これらの特徴はどれも一長一短で、共通の「無」のカードも十分強いことから、カードが少ない段階でも様々な戦い方を試し、楽しむことができる。

KROSMAGA キャラクターのアンロックはCPUと戦い勝つだけでOK。課金は必要ない。
また、属性に相性の有利不利は無いため、完全に好みで選んでいい。

続いては、ゲームシステムについて。
1ターンは
   ドロー+AP回復、最大値上昇
   ↓
   カードの使用
   ↓
   ミニオンの移動+攻撃
という流れになっている。
APとはカードのプレイに使用するコストのことで、1から始まり10が最大値。
ミニオンの動きは全て自動かつ強制的に行われるため、「戦闘を避けるため移動を行わない」という選択はできない。
さらに特定のタイミングで発動する効果も強制実行となるため、プレイヤーが介入できる場面はカードを使用するフェイズのみとなる。

このシステムで念頭に置かなければいけないのは、敵の進行を妨害したい場合は基本的にミニオンをぶつけるしか手段が無いということだ。
ミニオンは横方向へ移動はできず、自力で後退するという操作も不可能。
加え、ミニオンを召還できるマスは手前の一列のみであるため、敵がその列まで進行してしまえば王手がかかったも同然となる。
これを防ぐために、常に相手の敵と一対一以上の関係を築いておく必要がある。
つまり、防御手段は攻撃することのみ、ということだ。

KROSMAGA AP RESERVE:一時的に保持できるAP。
特定の効果でストックされ、任意で使用できる。

互いの陣地には卵が5つ。この内、空のハズレが2つ、アタリが3つ含まれている。その中から先に相手のアタリ卵を”2つ” 破壊すれば勝ちだ。
卵のHPは5ありすぐに壊れるわけではないが、先ほど説明したとおり実質的には到達された時点で王手となる。しかし、ここで卵にハズレがあることが効いてくる。
つまりハズレ卵は防衛する必要が無いということが両者の攻め手にムラを作り、混戦のしやすさに繋がってくるのである。
1レーン捨てて他の場所を攻めるか、ブラフとしてわざとらしく守るか、そのまま攻めるつもりで相手の卵を狙うか……という具合に、もしも全てがライフだったなら起こりえない”読み”の交錯が生まれる。
「2/5」という中途半端な勝利条件と「ハズレ」という存在が、最後の最後まで勝負がもつれ込む可能性を生んでいるわけだ。

KROSMAGA ただし、ハズレ卵を壊せばミニオンの召還可能列が増える特典もあり
一概にハズレとは言えない部分もある。

次に「ミニオン」と「スペル」について。
「ミニオン」は場に出すカードで、出したターンは移動できない。移動フェイズの際、攻撃可能範囲に入るとバトルになり「HP-攻撃力」による処理が "同時に" 行われる。
どちらも生き残った場合はそのまま。勝った場合は移動フェイズが再開される。

KROSMAGA 特定の効果を持つミニオンは例外的な戦闘を行う。
(左)通常 (中)FIRST STRIKE:先制攻撃 (右)RANGE:遠距離攻撃

「スペル」は設置せずに使うカード。
その多くはミニオンを対象にし、瞬時に効果を発揮する。

どちらのカードも「攻撃力アップ」などのバフ、デバフは永続し、指定が無い限り対象は全体に及ぶ。
よって強化カードは非常に強力な突破力、防衛力をを持つことに繋がる。
ダメージやドローといったカードの重要性は言わずもがな、ミニオンの移動の仕様を考慮した発動タイミングが勝負の分かれ目になるだろう。

KROSMAGA このカードは「召還時、ATが手札の枚数分増加する」というミニオンだ。
もちろん永続効果である。

未所持を含む全てのカード情報はゲーム内で確認できるため、知らないカードの予習はできる。しかしここまでの画像を見るとわかる通り、本作には日本語が搭載されていない。
だがそれでも英語のできない私が問題なくゲームをプレイできているのは、本作の丁寧なヘルプと簡素なテキストが大変わかりやすいことにある。
例えば以下の画像を見てほしい。

KROSMAGA

太字の単語については画像にあるような形で、いつでも解説を見ることができる。
回りくどい説明は無く、太字の効果さえ覚えてしまえば、知らないカードの効果もすぐに察することができる。
ごく一部のわかりづらい特殊なカードも、シンプルなルールのおかげで実際に使えばすぐ理解できるものばかり。特徴的なイラストと関連付けて覚えれば、全く問題は無い。
ゲームを始めてすぐに行われる丁寧なチュートリアルをこなす頃には、言葉の壁は気にならなくなっているはずだ。

KROSMAGA 8枚から3枚を繰り返し選び、デッキを作るモード『DRAFT』
長期戦になりがちな本作では、この普通なコストバランスは悪手だったりする。

『KROSMAGA』はプレイヤーの介入できる要素を減らした上で、先の先を読む純粋な思考戦を楽しませてくれる。言語や課金要素などに苦手意識を持つ人もいるかもしれないが、無料でできるのだから、ちょっと試しにという気軽な気持ちでやってみてほしい。
まだまだ人口の少ない本作。これを機に、少しでもプレイヤーが増えてくれることを願っている。

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