走って、跳んで、切って『Heart&Slash』

ゲームタイトル:
開発元:
パブリッシャー:
定価:
1,480円
OST:
980円 (バンドル合計1,968円)
Litchi 筆者:Litchi
Steam プロフィール

『 Heart&Slash 』は3Dアクションゲーム。
そのタイトルからも連想できるようにハックアンドスラッシュライクな内容で、軽快なアクションを駆使し、敵をなぎ倒して進むゲームだ。
各フロアの最深部に居るボスを倒すと次のフロアへと進むことができるが、道中では謎解きのような煩わしい仕掛けは皆無と、いまどき珍しいほどにアクションだけを突き詰めた内容となっている。
冒険を始めるとその都度ゲームは最初からの状態で始まること、ダンジョンはランダムに構成されることから、ローグライク風味な一面も見え、リプレイ性の高さも併せ持っている作品だ。

Heart&Slash ボクセル状の世界は敵も自分もロボットという近未来的な設定。
全体的に明るめの色彩で、他にはない雰囲気を持っている。

 ●多種多様でユニークな攻撃モーション

本作のアクションは非常にシンプル。弱攻撃が3~4段、強攻撃が2段、空中での攻撃は2回までという仕組みで、ボタンを連打しているだけでもコンボが繋がるカジュアルな作り。
難しいコマンド技は一切無く覚えることも少ないため、すぐに慣れることができる。
しかし、こういった簡単操作を売りにしているアクションゲームで懸念されることとして、一辺倒な操作感にマンネリを覚えてすぐに飽きてしまう、という点があると思う。
そこで本作は、武器種ごとに全く別の攻撃モーションを与えるという特徴を作った。
この豊富に用意された攻撃モーションが、本作の目玉要素、最もおもしろい部分である。

どのモーションもかっこよく、振るっているだけで楽しくなるスタイリッシュさがある。

登場する武器は、後述する防具のような役割のボディパーツと合わせると、全135種類も用意されている。
全てが別モーションというわけではないものの、アクション栄えのするかっこいい見た目の攻撃はプレイしていて爽快感バツグン。ハック&スラッシュが非常に楽しい。

Heart&Slash 大槌、大剣、チェーンソー、ショットガンにダブルセイバー、果てはダンベルや盾なんてものも。
これらの武器は全て、全く違う攻撃モーションを持っている。

 ●一対多のスピーディな戦闘

本作の敵だが、部屋の特定の部分にまで足を踏み入れると出現する固定エンカウントのような形で、一度倒すと復活しない仕様。
一対一の状況で戦うことはまず無く、出現する時には囲まれる状況であることが多い。
主人公の移動速度が速いこともあり、敵もそれに習ってなかなかの移動速度を持っている。
アクション面でも主人公はガードができず、回避のみで敵を捌くため常に動き回る必要に迫られ、結果ゲームスピードが速い。
これらの要因が合わさり、油断すればあっという間にHPが削られる緊張感のある乱戦が繰り広げられる。操作は簡単ではあっても、ゲームバランスは歯ごたえのあるものになっている。

Heart&Slash いらない装備品を「リサイクル」するとHPの回復が行えるが、
本作の回復手段は基本これだけ。当然装備も無くなるので、ご利用は計画的に。

 ●個性豊かなボディパーツたち

武器の特徴は先ほど記したとおりだが、防具代わりのボディパーツにも個性がある。
主人公は武器を3つ、ボディパーツは頭、腕、体、足の4箇所、計7つの装備スロットを持っている。
装備を保有しておくインベントリは無いため、入手の際には入れ替える形でやりくりする必要がある。ボディパーツは武器のように3スロットではなく、装備箇所ごとに別のパーツが存在するため1スロット×4組という形であり、取捨選択が悩ましい。

Heart&Slash ボディパーツを変えると外見にも反映される。
最大HPの違いこそあるが「防御力」は存在しないため、見た目で選んでも大丈夫。

敵を倒した時にはスクラップという強化ポイントが入手でき、武器、ボディパーツに使用することで新たな性能を引き出すことができる。
この性能は装備ごとに別々の項目が設定されており、武器であれば単純に攻撃力や攻撃速度が上がるような分かりやすいものが多い。しかし、ボディパーツではこの性能によって非常に極端な違いが出る。
例えば、「敵のHP表示」「回避が短距離ワープに変化」「スクラップの取得量倍増」など、どのパーツも性能にメリハリがあり個性豊かな能力ばかり。
武器が見た目ならボディパーツは中身と差別化されており、性能の面でも好みの面でも幅広い選択の余地が用意されている。

Heart&Slash 「ロケットパック」はダッシュやジャンプが専用のものに変化。
その圧倒的な速度からなる挙動は、ストアページのPVでもチラッと伺える。

 ●何度でも楽しめるリプレイ性

冒頭でも軽く記したが、本作にはローグライクのような要素もある。
ランダムマップがその一つだ。いくつかの部屋がランダムに組み合わさったものが一フロアという括りであるため、プレイするたびに別の構成のマップを探索することになる。
武具を取得できる部屋もこのランダム構築に組み込まれているため、どこで何が手に入るかもランダム。プレイ毎に難易度は微妙に変わり、慣れてからも新鮮味を感じ続けることができるだろう。

135種あると紹介した武具も、最初から使えるわけではない。ゲーム中で特定のチャレンジをクリアすることで、順次アンロックされる仕組みだ。その条件は大抵 『特定の敵を何匹倒せ』 といったものであるため、繰り返しプレイするだけで自然と達成できていく。もちろん、中には狙ってプレイしないと達成が難しいものもあり、やりごたえも十分だ。

Heart&Slash アンロック条件や見た目を確認できる図鑑のようなものも。

……と、様々な要因がリプレイ性を高めてくれてはいるものの、本作のボリューム、ラスボスまでの道のりはというと、実はそれほど長くは無い。
コツさえつかめてしまえば一時間程度でクリアできると思う。
しかしそれでも、ひとたびリスタートしてみれば数多のランダム要素と個性豊かな装備品が、以前とは違うプレイを演出してくれる。
ラスボスを倒した程度では遊びきれないほど詰め込まれた内容に、自然ともう一度プレイしてしまうだろう。
慣れたばかりのころは「少し短いかも」と思えるボリュームも、やりこむにつれ「これぐらいがいい塩梅」に変化していくはずだ。

Heart&Slash 最深部に待ち受けるボスたちはどれも巨大で派手。デザインもすばらしくかっこいい。
ちなみに、彼ら由来のボディパーツも存在する。

手軽、軽快なアクションでありながら、非常に幅広い戦い方が用意されている 『 Heart&Slash 』。
日本語は搭載されていないため、詳細な装備の説明を知るには少しばかりの英語力が必要であるものの、やはりそこはアクションゲーム。使えばなんとなく理解できるため大丈夫。
また、本作はBGMも大変すばらしいので、サントラも合わせておすすめしておこう。

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