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たまにはゲーム外の話 ボイスチャット編 《結》

筆者:GREENER
Steam プロフィール

⏪ たまにはゲーム外の話 ボイスチャット編 《序》
⏪ たまにはゲーム外の話 ボイスチャット編 《本》

ゲーム紹介を期待して来た人にはご迷惑をおかけして申し訳ないシリーズ第三回。なんの意外性もない結論に向けて突き進む堂々の完結編。

それでは行ってみよう。

《そのさん》

それから日本語で利用可能かどうか。一旦メニューのどこに何があるか覚えてしまえば仮にアップデートで英語に戻されてしまってもそれほど不自由は感じなかったりするが、最初は日本語でいろいろ確認できたほうがありがたいに決まっている。

Mumble 標準搭載
Discord標準搭載
TS3 有志製作のもので実現可能

MumbleはOSの言語設定かなにかを読み取り、ただインストールするだけですでに日本語化が済んでいる。

Discordもコミュニティによる翻訳を採用している。インストール後に言語設定からJapaneseを選べば別途DLが始まり自動で日本語化が済む。

TS3だけはユーザーメイドのパッチを手動で当てる形だが、本体に関しては日本語で利用可能だ。ただし別途導入したoverlay pluginやOverWolfにまでは当然ながら日本語化が及ばないので、残念ながら完全とは言えない。

《そのよん》

最後に導入の容易さ。筆者は一時期会う人会う人にVCを勧めてその楽しさを布教していたものだが、初めての人にいきなりあれインストールしてこれ設定してここに接続してパスはどうでという手引きをするのは数をこなすとやはりそれなりに手間だった。やらされる方はもっとであろう。どちらにとってもこれは簡便なら簡便なほどいい。

Mumble 部分的に独特
DiscordWebブラウザでも動作する
TS3 △~○使いたい機能の量による

ここではDiscordが抜きん出ている。ポンと部屋のURLだけ渡してしまえば、PCにマイクが繋がっているなら取り敢えず普通のWebブラウザで会話ができるのである。インストールして使う場合に比べると多少機能は削られるが、お試しでどんなことを話しながら遊んでいるのか見学、といった使い方をするには抜群にハードルが低い。

またDiscordは機能の追加や更新などがインストール含めて全自動で、非常にクラウドな感じの(※1)サービスになっている。その分インストール先が選べなかったり自分で管理したい人種には不満が残るし、またエラーを起こした際にカーネルを巻き込んだりBSOD(※2)を起こしたり筆者個人の心証はあまりよろしくないのだが、追々改善されていくだろう。

※1 面倒なことはすべてモヤモヤした雲の中で勝手に行われ、ユーザーはその仕組みなど気にせず結果だけを受け取ればいい感じのもの。自転車でいうとママチャリ。乗るには気軽でいいけど分解や整備は困難。
※2 Blue Screen of Death、いわゆるブルースクリーン。できれば見たくない奴。

Mumbleではアカウント周りの扱いと、アクセストークンの概念で多くのユーザーがつまづきがちだ。鍵のかかった部屋へ入室するには、あらかじめメニューのアクセストークンという項目に自発的にパスワードを入力し保存しておく方式で、一度やればそれ以降は一切操作が必要ないというメリットはあるものの、やはり最初の導入という面ではわかりにくい。

TS3はオーバーレイを使う前提だと一手間余計にかかるが、本体だけに関しては許容範囲だろう。ただしOverWolfを利用するなら一度に二つのツールの操作を覚えないといけないわけで、その分多少はハードルが上がる。

《あまり》

それとオマケでもう一つ、モバイル対応も加えておこう。PCゲームと併せて使うという想定ならPC版さえあればいいのだが、スマホ用のイヤホンマイクなら手元にあるから取り敢えずこれを使って参加、というケースもあるだろう。

Mumble iOS:◎/ Android:○Androidは非公式
DiscordiOS:◎/ Android:◎公式対応
TS3 iOS:△/ Android:△公式だがどちらも有料

Mumbleは公式のiOS版と、Third Partyの表記がついたクライアントがiOS/Androidそれぞれにある。元々オープンソースなのでThird Party製がどういう立ち位置なのかイマイチ判らないが実用に問題はない。ちなみになんとAndroid版にもオーバーレイ機能があった。

Discordは特別いうことがない。卒なくこなしてくれる。

問題はTS3だ。なぜかクライアントを有料販売している。無料で手に入るのは自前の鯖をリモート管理したり、ステータスを閲覧するだけのツールで通話機能がない。有料のレンタルサーバーがあるのはわかるが、PC版は無料のものを有料にしてどうしたいのだろう。

《まとめ》

まとめると、あくまで何かと併用する前提でVC機能のみを追求しているMumble、それ自体がSNSであり身を預けてしまえば便利なDiscord、プラグインで自分好みにしていける老舗のTS3だろうか。老舗のわりになんだかTS3だけいい所がなかったような気がする。

ただここまで書いてみて思うのは、こう手間をかけて比較してみたところで実際には「VCに誘ってくれた人がたまたま使ってた奴」を使うのが自然の流れだ。結局のところこれらはコミュニケーションツールなわけで、なにより優先されることは「話したい相手がそこにいるか」なのかもしれない。

つまり、こんな記事は複数人で一斉にVCを始めるとか、一斉に他のツールへ移住したくなったときくらいにしか参考にならないし、しなくていいのである。あれ? この記事の存在意義って一体……。

おわる。

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