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たまにはゲーム外の話 ボイスチャット編 《本》

筆者:GREENER
Steam プロフィール

⏪ たまにはゲーム外の話 ボイスチャット編 《序》
⏩ たまにはゲーム外の話 ボイスチャット編 《結》

前回に引き続いてのボイスチャット(以下VC)よもやま話。

今回はいよいよ幾つかのソフトを試し、「個人的に筆者が欲しいと思う機能」という偏見以外のなにものでもない基準で比較してみよう。

Mumble

Discord

TeamSpeak 3

なお、筆者はTS2を使っていた時期はあるものの、TS3は今回初めて触ったので情報の精確さを欠く恐れがあることは心に留めておいて欲しい。また、有名所ではあるが、skypeは鯖を必要としないP2P方式のため、会話に参加する人数が増えれば増えるほど上り回線を食うとされているのでここでは取り上げない。

《そのいち》

まず気にしたいのがオーバーレイの有無だ。VCでは「俺んとこに弾あるよ」といった情報の共有が気軽にできるわけだが、まだそれほど親しくない内はえてして「俺って言われても誰だかわかんねぇ!」となりがちである。慣れると声音で区別もできるわけだが、それまでは画面上で発言者を明示してくれるアシストがほしい。インゲームVCで発言者の頭にスピーカーマークが表示されるといったあれだ。その代用となるのがオーバーレイ。ゲーム画面に被せてVC参加者の名前と、発言中であればその旨をハイライト表示する機能だ。

また音声を検知して自動でマイクがONになるようにしている場合、自分の名前を見ればちゃんとON/OFFされているか確認にもなる。マルチモニタ環境だとなくても困りはしないが、メインモニタに集中できるのであれば嬉しい。特にVC初心者の内にこそ使うべき機能だ。

脅威のオーバーレイ三段重ね 画像は発言中でハイライトされた状態
Mumble 色、サイズ、フォント、表示内容と事細かに設定可能
Discord標準搭載だが、ゲーム毎に許可を出す必要あり
TS3 プラグインやOverWolfとの連携で可能ではある

Mumbleは表示情報の内容からその位置とサイズまで、カスタマイズの自由度が非常に高い。またMumbleにはオーバーレイとは別に、同じく声の主とゲーム内のキャラクタを一致させるための機能で位置音響がある。対応しているゲームでは、ゲーム内での発言者と自分の位置関係に応じて音源の距離や方向を変えてくれる機能だ。ゲーム内で「こっちこっち」とだけ言われてもどっちを向けばいいかわかるわけだ。距離で減衰する下限なども設定でき、使いこなせればかなり有利になる。

Discordは表示サイズが大・小の二択なのが寂しいが、標準で問題なく動作する。ただしユーザー設定のオーバーレイの項目で有効化にチェックを入れたあと、ゲームを起動してからGamesの項目で検知されたゲームタイトル毎にOverlayのチェックをONにしないといけないようだ。もっとも、(2016/03 執筆時点で)オーバーレイ機能はほんの2〜3ヶ月前にはなかった追加したての機能なので今後どうなるかはわからない。

デスクトップではちゃんとオーバーレイしてくれるOverWolfくん

TS3は別途プラグインを入れるか、またはOverWolfというインストーラに同梱されたツールを介して実現できるようだ。OverWolfはゲームに限らずオーバーレイを介してスクショを撮影して各種SNSへ投稿したり、動画配信サービスと連携したりできる補助ツールのようだ。TS3もサポート対象に入っているため、その経由という回りくどい方法で実現する。……はずなのだが、筆者の環境ではOverWolfメニュー自体はゲームしながらでも操作できるのだが、そこからTS3を選ぶとデスクトップに戻されてしまってうまく動作しなかったので仕方なくプラグイン版で撮影となった。

《そのに》

続いて自分から発信する音量ではなく、他人のを受信する際の音量設定。複数人でVCをするのにバラバラの音量で話されては聞き取りづらくて仕方がない。各自が自分の送信音量を適切なレベルまで増減させていれば必要はないが、この確認はどうしても一人ではできない。それじゃあ皆Max70dBに調整しましょうといった目安でもあれば別だが、そういう慣習はないようだ。

ならばいっそ自分以外の全員に対して個別に受信音量を上げ下げできれば均一化はできるわけだ。やらずに済むならそれに越したことはないのだが、保険としてあれば使える機能だ。

Mumble ×他人にできるのはミュートのみ
Discord可能
TS3 可能

Mumbleにだけ設計思想の違いなのかその機能がない。他人に行える設定は、(自分だけが)その人からの音声あるいはテキストの受信を拒否するのみだ。ちなみに画像で発言禁止と聴取禁止を強制する項目が選択可能なのはチャンネル作成者だからである。

Discordでは0%~200%のスライダーで調整可能。といっても詳細設定に「音量調整の自動化」という項目があり、そもそも出力音量を勝手に制御している感があるので出番はないかもしれない。

TS3では-30dB~+20dBの範囲での調整となる。もっとも、画像にもあるように+6dB以上の増幅は音割れをまねくため推奨されていない。音が大きい人を絞って小さい人に揃える方向で使うべきだろう。

……おかしい。まだ二項目しか比較していないのにもう文量がオーバーしている。えーと、すいませんこれもう一回続いても大丈夫ですか? ……いけます?

許可がでたので続く!

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