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Tabletop Simulator ブタでもできる実践MOD講座 -前編-

筆者:GREENER
Steam プロフィール

前回に引き続いてのTabletop Simulator (以下TTS)。今回はTTSにおける既存ゲームの取り込みがいかに手軽か、前後編に別けて実際の作業工程を紹介していきたい。本稿を読みながらその通りにすれば誰でも同じものが作れるので、是非とも真似してみて欲しい。

それでは早速基本となる自作カードセット、Custom Deckを作っていくことにする。作例では前回も軽く紹介した「Card City Nights (以下CCN)」を使用する。詳細は週刊Steamの過去記事を参照してもらうとして、このシングル専用なことだけが欠点とも言えるカードゲームのオンライン対戦を、TTSを介することで実現していきたい。

■素材
まずは素材集めである。CCNを起動してデッキ構築画面でカードを大写しにしてF12を押しまくろう。デッキに複数入れてあるカードはその枚数もどこかにメモして置けば万全だ。

Tabletop Simulator
矢印が欠けないように少し多目がいい

続いて余白の裁ち落とし。なにを使ってもいいのだが、念のためペイントでの操作を載せておく。これを枚数分こなす。ピッタリ同じサイズに切り出す必要はないので気楽にやって構わない。

Tabletop Simulator

表が必要なだけ揃ったら次は裏。これは黄色と赤で塗りつぶしておけば充分だ。

★やると見栄えが良くなる追加工作

余裕があればブランクカードを作っておこう。作例ではカエルを塗りつぶして彩度を落とした。使い方は後述。

■加工
素材が揃ったら次は下拵え。まずはTTSのインストールフォルダを開こう。その中のModdingフォルダにMOD作製に必要なものが入っている。

Tabletop Simulator
インストールフォルダへの楽なアクセス

今回作るCustom Deckには二通りの作り方がある。

まずはDeck Templatesフォルダの中のcards_template.jpgを見てみよう。横に10個、縦に7個に線で区切られているのが確認できるはずだ。TTSはカードの表面として登録された画像をこのように小分けにして左上から順番に認識していく。全部使い切る必要はないが、とにかくカード一枚分は横幅が画像全体の1/10、縦が全体の1/7のサイズになっていなくてはならない。

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cards_template.jpg

レイヤーを扱える画像編集ソフトがあるのなら、このテンプレートに合わせてカード画像を拡大縮小して左上から番号順に埋めていけばそれでいい。実際のカードゲームを取り込む場合も、複数のカードをまとめてスキャンした切手シート状の画像をこれに合わせて微調整するのが早い。

今回はカード一枚一枚が個別のファイルなので二つ目の方法を使うことにする。今度はModdingの中のDeck Builderフォルダを開こう。run_なんたらというファイルが沢山並んでいると思う(*1)。run_default.batを起動しよう。

*1 中身は全部同じ場所にあるTSDB_v2.3.0.jarというJavaプログラムを呼び出すだけのもの。run_1_gbなら1GBまで、run_2_gbなら2GBまでとメモリ制限が設定してあるかないかだけの違い。

無事にデッキビルダー(以下TSDB)が起動したろうか。しなかったらJavaのversionが古い可能性がある。OSのコントロールパネルからJavaを選んで更新をかけたり、http://java.com/ja/download/manual.jspから最新版をDLするなりして欲しい。

Tabletop Simulator

起動したら左の[New Deck]を選ぶ。あとは必要なだけ画像をドラッグ&ドロップすればTSDBが勝手に並べた画像を作ってくれるのだ。そのままでは画像が大きすぎて全体が把握できないだろうから、メニューのViewからZoomで25%を選ぶとマシになる。

Tabletop Simulator

カードサイズは一枚目を基準にそれ以降のものに勝手に補正がかかるので、素材が多少不揃いでも問題はない。デッキに複数入れたいカードはこの段階で繰り返し登録してもいいし、後でゲーム内でコピペで増やしてもいい。ひとつのデッキで最大69枚まで登録できる。

★やると見栄えがよくなる追加工作

先ほどのcards_ template.jpgに説明があったが、一番右下の70の位置は他人の手札がわからないように表示されるダミー画像の置き場所となっている。TSDBにカードを流しこんだ後もドラッグで位置を変更できるので、さっき作ったブランクカードを一番右下に配置しよう。

ここまで済んだら後はメニューの[File]から[Export Deck]を選ぶか、Ctrl+Eで画像の書き出しオプションを開く。最初に1920x1080でスクショを撮った人はこの段階でピクセルサイズが横8000弱の縦も7000超えになっているはずだ。TSDBの保存オプションでは推奨は縦横ともに5000px以下となっている(*2)。なのでCard Width:の値を500に設定してやればぴったり横5000pxの画像ができあがる。この時Maintain Aspect Ratioのチェックを外してしまうと、横幅にあわせて高さが自動で設定されなくなってしまうので縦横比のおかしな画像が吐き出されるから注意だ。

*2 あとでTTSで読み込むときには4096x4096が推奨と言われる。テクスチャと言うのは256、512、1024、2048、4096と2の累乗のピクセルサイズにしておくのが好ましい。どれだけ半分にしていっても割り切れるからだそうだ。けれど横に10枚並べて4096にするには一枚の横幅が409.6pxでなければならない。0.6ピクセルってどういうことだ。我々は真相を探るべくNASAに飛んだ。

Tabletop Simulator
こんな感じのが吐き出される

準備ができたら左下、[Export]を押そう! 保存場所とファイル名を選んだらこれで表面の素材が完成だ。

長くなってしまったので今回はここまで。これらをどう使うか、肝心な部分はCMのあとすぐ!(*3)

*3 すいませんウソです、ほんとうは次回に続きます。

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